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【最新】アップル(AAPL)決算&財務諸表を分析(2023年11月)

アップルの株は買うべき?

アップルの株を買うべきか、業績や財務状況に基づいて、客観的に判断したいけど、どうすればいいか分からない。

アップルのiPhoneはオワコンて聞くけど、アップルの業績や財務状況は大丈夫?

きらく

実は、簡単にアップルの業績や財務状況を知る方法があります。

それは、アップルの決算内容と財務諸表を確認することです。

何故なら、企業が作成する決算書や財務諸表には

  • 企業がどれだけの売上を上げ、どれくらいのコストがかかっているか
  • 企業がどれだけの財産を持ち、どの程度借金をしているか
  • 企業がどのように資金を運用し、現金を生み出しているか

が記載されているからです。

また、株価の割安性や企業対する市場の期待を把握をする方法として、企業のPERを確認することも重要です。

これらの情報に基づき、現在の業績、財務状況、株価の割安性や市場の期待を把握することで、企業の将来の成長性や財務の安定性、株価の変動などのリスクを客観的に評価することが可能になります。

私(きらく)は、年間200社以上の財務諸表を読む、投資歴5年の投資家です。

この記事では、最新のアップルの決算内容、PERや財務諸表を分析します。

この記事を読めば、誰でも、アップルの現在の業績や財務状況を把握することができ、企業の成長性や財務の安定性、株価の変動などのリスクを評価することができます。

私(きらく)の評価としては、アップルの総合評価は、S,A,B,C,Ⅾのうち、「A」ランクとします。

アップルは業績、製品カテゴリ、営業利益率、売上高と営業利益の成長率、営業キャッシュフロー、財務指標など、多くの面で強さを示しています。ただし、一部の指標で改善の余地があり、これが最高ランクの「S」には至らない理由です。

きらく

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アップルとは?

きらく

アップルは、「スマートフォン」や「パーソナルコンピューター」、さらには「ウェアラブルデバイス」と「ワイヤレスオーディオ機器」などの開発・製造・販売を行っている企業です。

具体的なアップルの製品のラインナップとしては、

  • iPhone(スマートフォン)
  • iPad(タブレット)
  • Mac(パソコン)
  • Apple Watch(スマートウォッチ)
  • AirPods(ワイヤレスイヤホン)

などが挙げられます。

最新の決算、PERや財務指標

きらく

まずは、最新のアップルの決算内容、PERや財務指標を確認しましょう。

最新の決算

2023年11月にアップルは第4四半期決算を発表しており、

  • EPS:アナリスト予想1.39ドルに対し結果1.46ドルで、アナリスト予想を上回る。(〇) 
  • 売上高:アナリスト予想892.8億ドルに対し結果895億ドルで、アナリスト予想を上回る。(〇)
  • iPhoneの売上:アナリスト予想438.1億ドルに対し結果438.1億ドルで、アナリスト予想に一致。(△)
  • Macの売上:アナリスト予想86.3億ドルに対し結果76.1億ドルで、アナリスト予想を下回る。(✕)
  • iPadの売上:アナリスト予想60.7億ドルに対し結果64.4億ドルで、アナリスト予想を上回る。(〇)
  • ウェアラブル売上:アナリスト予想94.3億ドルに対し結果93.2億ドルで、アナリスト予想を下回る。(✕)
  • サービス収入:アナリスト予想213.5億ドルに対し結果223.1億ドルで、アナリスト予想を上回る。(〇)
  • 粗利益率:アナリスト予想44.5%に対し結果45.2%で、アナリスト予想を上回る。(〇)

という結果でした。

また、アップルは正式なガイダンスを発表しませんでした。

しかし、財務責任者のルカ・マエストリ氏は、12月期の売上は昨年と「同程度」になるとの見通しを示しました。

アナリストらは12月期の売上高を1229.8億ドルと予想しており、これは前年同期比約5%増となります。

また、EPSについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

過去1年間と過去3年間の平均PER

2023年11月22日時点のアップルのPERについては、financecharts.comによると下記のとおりです。

  • 過去3年間の平均PER: 28.54
  • 過去3年間の平均株価(EPS6.13で算出): 174.95ドル
  • 過去1年間の平均PER:28.36倍
  • 過去1年間の平均株価(EPS6.13で算出):173.84ドル
  • 2023年11月22日時点のPER:31.1
  • 2023年11月22日時点の株価:190.64ドル

となっています。


PERについて、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

PERについて詳しく解説

売上高

  • アップルの売上高は、2021年第1四半期から2022年第1四半期にかけて増加し、その後安定した後、2023年第1四半期から減少傾向に転じています。
  • 売上高の成長率は、2022年第1四半期でピークを迎えた後、2022年度に入ってから徐々に減速し、2023年第1四半期以降はマイナス成長となっています。
  • このデータは、一定のビジネスサイクルや市場の変化の影響を受けていることを示しています。特に2023年第1四半期以降の売上高の減少は、市場の飽和や競争の激化、あるいは外部の経済的要因による可能性があります。

営業利益

  • アップルの営業利益は、2021年度に減少傾向にあり、2022年第1四半期で一時的に回復しましたが、その後2023年第3四半期まで再び減少しました。
  • 営業利益の成長率は、2022年第1四半期で大幅な増加を見せたものの、その後2023年第3四半期まで減少傾向にありました。しかし、2023年第4四半期では再び増加に転じました。
  • これらの変動は、市場環境の変化やアップルのビジネス戦略の調整、および外部経済要因などによるものと考えられます。特に2023年度の変動は、経済の不安定さや競争の激化が反映されている可能性があります。

営業利益率

  • 2022年のアップルの営業利益率は、27.62%まで減少しました。これには、市場環境の変化、競争の激化、企業戦略の調整などが影響していると考えられます。
  • 他方で2023年の営業利益率は29.27%まで回復しています。これには、アップルの製品やサービスへの強い需要、効果的なコスト管理、あるいは新しいビジネス戦略の成果が反映されている可能性があります。
  • アップルの営業利益率の変動は、同社が直面する市場や業界の動向を表していると考えられます。これは、テクノロジー業界の変化に迅速に対応し、市場のニーズに適応するアップルの能力を示しています。

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは、企業の営業活動から発生した現金収入です。

  • アップルの営業キャッシュフローは、2021年に減少傾向にありましたが、2022年には一時的な増加を見せました。しかし、2023年に入ると再び減少傾向に転じました。
  • 営業キャッシュフローの成長率は、2022年第3四半期までプラスを保っていましたが、2022第4四半期からはマイナス成長となる四半期も出てきました。

営業キャッシュフローマージン

営業キャッシュフローマージンは、売上高に占める営業キャッシュフローの割合を示したものです。

  • アップルの営業キャッシュフローマージンについては、2022年は全体的に減少傾向にありましたが、2023年第1四半期からは上昇に転じました。しかし、2023年第4四半期に再び減少しました。
  • 営業キャッシュフローマージンの変動は、アップルの収益性とキャッシュフローの効率性を示しています。2022年の減少は、おそらく収益の一時的な減少やコストの増加が影響している可能性があります。
  • 2023年の上昇は、製品の売り上げ増加やコスト管理の効果的な実施によるものかもしれませんが、第4四半期の減少は市場の変化や一時的な要因による影響を受けている可能性があります。

なお、「MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法」によると、営業キャッシュフローマージンは、理想として15%から35%程度あると素晴らしいとされています。

アクルアール

アクルアールは、会計上の利益である純利益と現金収入である営業キャッシュフローの差額です。

アクルアールの値がマイナスとなる企業は、現金収入を伴った質の高い利益を生み出していると判断されます。

一方で、アクルアールの値がプラスとなる企業は、会計上の利益に対して実際の現金収入が少なく、現金収入を伴わない質の低い利益しか生み出せていないと判断されます。

  • アップルのアクルアールは、2022年第4四半期から2023年第3四半期まで質の高い利益を示していました。これは、現金収入が会計上の利益を上回る状況を反映しています。
  • しかし、2023年第4四半期のアクルアールがプラスに転じたことは、会計上の利益が現金収入を上回り、質の低い利益が増えたことを示唆しています。

アップルのアクルアールのトレンドは、同社の利益の質が変動していることを示しており、経営戦略や市場の動向を慎重に分析する必要があります。

なお、アクルアールなどの基本的な財務諸表の読み方については、「たった10日で決算書がプロ並みに読めるようになる! 会計の教室」という本で、会計初心者向けに分かりやすく解説されていますので、より詳しい内容を知りたい方はそちらをご覧ください。

自己株式調整済み負債比率

自己株式調整済み負債比率は、企業の抱える負債が純資産(自己株式を除く)に対してどれだけの割合を占めているのかを表す指標です。

この比率が低ければ低いほど、企業は少ない負債で運営されており、その結果、財務が健全であると見なされます。

「史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力」によると、自己株式調整済み負債比率が0.80を下回ることが望ましいとアメリカの著名な投資家である、ウォーレン・バフェットは言います。

  • アップルの自己株式調整済み負債比率は、バフェットが推奨する0.80を大きく上回っており、これは比較的高い負債レベルを示しています。
  • 2023年に入ってからは比率が減少しているため、負債レベルが改善している可能性があります。
  • ただし、この比率が依然として比較的高いことは、アップルがある程度の財務リスクを抱えている可能性を示唆しています。

アップルの自己株式調整済み負債比率は、同社が高い負債レベルを持っていることを示していますが、最近の減少傾向は財務状況の改善を示しているかもしれません。財務の健全性を評価する際には、他の多くの要因も考慮する必要があります。

固定長期適合率

固定長期適合率は、企業の固定資産の購入費用が、安定した資金で賄えているかどうかを示す指標です。

一般的に、この比率が100%以下であると、企業の固定資産が安定した資金でまかなえており、会社の財務状況が安定していると判断できます。

  • アップルの固定長期適合率は、2022年第4四半期にはやや高かったものの、2023年は改善傾向にあります。
  • 2023年第4四半期のアップルの固定長期適合率は100.84%で、これは固定資産が長期的な安定資金でほぼ完全にまかなえている状況を示しています。
  • この比率は100%をわずかに上回っていますが、非常に近いため、アップルの財務状況は比較的安定していると考えられます。

アップルの固定長期適合率のトレンドは、同社の財務状況が徐々に安定していることを示しており、固定資産に対する資金調達の健全性が向上していることを意味しています。

総合的な評価

きらく

アップルの決算内容、PERや財務諸表の内容を踏まえて、アップルを評価します。

アップルの総合評価は、S,A,B,C,Ⅾのうち、「A」ランクとします。

評価の理由:

  • 業績: アップルはEPSと売上高でアナリストの予想を上回り、特にサービス収入が好調です。これは同社の製品とサービスの強い市場地位を示しています。
  • 製品カテゴリ: iPhoneの売上は予想に一致し、iPadは予想を上回りましたが、Macとウェアラブルの売上が予想を下回っています。これは製品ラインナップの中で一部の弱点があることを示しています。
  • 営業利益率: 2021年第1四半期から2023年第4四半期までの営業利益率は、一定の範囲内で変動していますが、全体的には安定しており、企業の収益性を示しています。
  • 売上高・営業利益の成長率: 2020年第1四半期から2023年第4四半期までの期間において、売上高と営業利益は一部の期間で減少していますが、全体的には成長傾向にあります。
  • 営業キャッシュフロー: 2020年第1四半期から2023年第4四半期までの期間において変動しており、特に2022年第1四半期での減少が見られますが、全体としては健全なキャッシュフローを維持しています。
  • 財務指標: 自己株式調整済み負債比率はやや高いですが、固定長期適合率が100%をわずかに上回っており、財務の安定性を維持しています。
  • アクルアール: 負の値が続いていましたが、2022年第4四半期ではプラスに転じています。これは現金収入と会計上の利益の間に一定のギャップが生じていることを示しています。
  • 市場評価: PERは過去の平均を超えていることから、市場はアップルの将来の成長を高く評価していると考えられます。他方、株価の割安性の観点からは、株価の割安感は限定的であり、より高い割安性を求める場合には、市場の見方が変わるのを待つか、他の指標でのさらなる改善を見極める必要があります。

「A」ランクの意味:
「A」ランクは、非常に優れた業績と安定した財務状態を示す高い評価です。アップルは業績、製品カテゴリ、営業利益率、売上高と営業利益の成長率、営業キャッシュフロー、財務指標など、多くの面で強さを示しています。ただし、一部の指標で改善の余地があり、これが最高ランクの「S」には至らない理由です。全体的には、アップルは業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしています。

分析して欲しい米国株・日本株のリクエストを受け付けています

最後までお読みいただきありがとうございました。

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