【業績予測、財務状況、キャッシュフローまで解説】AI×サイバーセキュリティ投資するならこの銘柄

サイバー攻撃を受ける確率〇〇%

皆さんの会社の重要なデータがサイバー攻撃で盗まれる確率はどのくらいだと思いますか？

答えは後ほどお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

さて、突然ですが、皆さんもこんな経験があるかもしれません。

ある日、いつも通りメールをチェックしていたら、見慣れない送信者から「あなたのアカウントが不正アクセスされています。こちらのリンクをクリックしてパスワードを変更してください」というメールが届きました。

慌ててリンクをクリックしてしまった後で、これはフィッシング詐欺だったと気づいた時の心臓のドキドキ感…経験がありますか？

サイバーセキュリティは私たち個人投資家にとっても非常に重要なテーマです。

なぜなら、私たちの資産や個人情報を守るためには、最新のセキュリティ対策が欠かせないからです。

ここでご紹介するクラウドストライクは、そんな私たちの強い味方です。

クラウドストライクは、エンドポイント、クラウドワークロード、ID、データの保護を提供するグローバルサイバーセキュリティ企業です。

まず、エンドポイントについてですが、これは皆さんのパソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスを指します。

簡単に言うと、エンドポイントはネットワークの入り口であり、家の玄関みたいなものです。玄関が壊れていれば、泥棒が入ってきやすくなりますよね？

エンドポイントも同じです。ここが攻撃されると企業全体のセキュリティが危険にさらされます。

つまり、エンドポイントを守ることは、「家」を泥棒から守るために玄関をしっかり閉めるようなものです。

次に、クラウドワークロードです。

これは企業がクラウド上で行うすべての作業やサービスを意味します。

クラウドワークロードを保護することは、クラウドに保存されているデータやアプリケーションを守ることにつながります。

そして、アイデンティティ。

これはユーザーの認証情報やアクセス権限を管理することを指します。

適切なアイデンティティ管理を行わないと、不正アクセスや情報漏洩のリスクが高まります。

アイデンティティ管理をすることは、まるでパーティーの招待状を配るようなものです。

招待状に招待する人の名前が書かれていないと、パーティー会場にどこの誰だか分からない人が入ってきてしまうかもしれませんよね？

さらに、VIPルームに誰でも入れるようにしてしまったら、混乱が起きるかもしれません。

適切なアイデンティティ管理は、パーティーの招待客リストをしっかりチェックし、VIPルームには本当に招待された人だけが入れるようにすることと同じです。

これによって、セキュリティを保ち、不正アクセスを防ぐことができます。

クラウドストライクが提供するFalconプラットフォームは、これらすべての要素を統合的に保護します。

企業のエンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティからデータを収集し、統合して管理します。

まさに戦国武将が城全体の守りを固めるように、企業全体のセキュリティを一元管理するのです。

さて、先ほどのクイズの答えですが、あるレポートによると企業の重要なデータがサイバー攻撃で盗まれる確率は驚くべきことに毎年20%もあると言われています。

Alarming Data Breach Statistics, Facts and Figures for 2024 A typical “hacking activity” attack occurs every 39 seconds, pixelprivacy.com

これは非常に高い確率ですよね。でも、クラウドストライクのような強力なパートナーがいれば、そのリスクを大幅に減らすことができます。

株価400ドル目前！2024年の強い上昇トレンドを見逃すな

まず、こちらのチャートをご覧ください。チャートは2023年から2024年にかけてのクラウドストライクの株価推移を示しています。

2023年初頭には、株価は約100ドル付近からスタートし、2024年2月9日に336.99ドルを記録しています。その後、4月19日に一時的に280.88ドルまで下落しましたが、その後は堅調に株価が上昇しています。

特に注目すべきは、2024年に入ってからの株価の上昇です。チャートには、21日移動平均線（黄色）、50日移動平均線（赤色）、200日移動平均線（青色）が表示されています。

これらの移動平均線を見てみると、2024年の初め頃から短期移動平均線が中・長期移動平均線を上回っており、強い上昇トレンドを示しています。

最新のデータでは、株価は400ドルに迫る勢いで推移しており、特にここ数週間の上昇が顕著です。

これは、企業の業績向上や市場の好感を受けた買いが集まっていることを示唆しています。

総じて、クラウドストライクの株価は2023年から2024年にかけて大幅に上昇しており、今後も強いトレンドが続く可能性があります。

投資家にとっては、短期的な調整を経た後も引き続き注目する価値がある銘柄と言えるでしょう。

2025年1月期第1四半期売上高〇〇%増！力強い成長続く

クラウドストライクの2025年1月期第1四半期の業績についてお話しします。

クラウドストライクの2025年1月期第1四半期の売上高は前年同期比で何％増加したと思いますか？

クラウドストライクは、2025年1月期第1四半期において、売上高が前年同期比32.98%増の9億2103万ドルに達しました。

純利益は4282万ドルで、前年同期の49万ドルから大幅に増加しました。

さらに、EPS（非GAAP(ギャープ)）は0.93ドルで、売上高とEPSの両方が市場予想（それぞれ9億471万ドル、0.896ドル）を上回りました。

特に注目すべき点は、サブスクリプション売上高と年間経常収益（ARR）の伸びです。

年間経常収益（ARR）とは、サブスクリプション契約に基づく年間収益を指し、企業の安定した収益基盤を示す重要な指標です。

サブスクリプション売上高は前年同期比34%増の8億7220万ドル、年間経常収益は前年同期比33%増の36億5000万ドルに拡大しました。

また、純新規ARRは前年同期比22%増の2億1200万ドルを記録しています。

純新規ARRとは、純粋な新規契約によって増加した年間収益を指し、新たな顧客の獲得や既存顧客の拡大を示す重要な指標です。

この四半期の業績の伸びを反映して、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローもともに過去最高を更新しました。

営業キャッシュフローは、事業活動によって生み出された現金の流れを示し、企業の基本的な運営能力を示す指標です。

一方、フリーキャッシュフローは、企業が自由に使える現金を示します。

これらの指標が過去最高を更新したことは、クラウドストライクが非常に健全な財務状態にあり、将来的な投資や成長に向けた資金が十分に確保されていることを意味します。

クラウドストライクは第2四半期の業績予測も発表しており、売上高を9億5830万ドルから9億6120万ドル（市場予想：約9億5460万ドル）、EPS（非GAAP）を0.98ドルから0.99ドル（市場予想：0.91ドル）と予想しています。

この予測も市場予想を上回っており、クラウドストライクの成長が引き続き強力であることを示しています。

このように、クラウドストライクの成長は非常に力強く、今後の業績にも大きな期待が寄せられています。

サブスクリプション粗利益率○○%の強み！AI革命が広がるセキュリティ分野をリード

クラウドストライクに関する業界動向などについてお話ししますが、まずはクイズです。

クラウドストライクのサブスクリプションの粗利益率はどのくらいだと思いますか？

選択肢は①70%、②75%、③80%です。

正解は最後にお話ししますので、最後までお楽しみください！

業界の動向

最近、米サイバーセキュリティ/社会基盤安全保障庁（CISA）によるマイクロソフトのセキュリティに関する調査結果を受け、多くの顧客からクラウドストライクへの支援依頼が殺到しました。

CISAの調査によれば、マイクロソフトの製品には数多くのセキュリティの脆弱性が存在すると指摘されていたためです。

また、こうした動きを背景として、クラウドストライクは、マイクロソフトのソフトウェアを使用する大手ヘルスケア企業と百万ドル単位の契約を締結しました。

AI革命の中心

現在、ハイパースケーラーやエヌビディアが目を見張る成長を続けており、AI向けハードウェアへの投資が急増しています。

ハイパースケーラーとは、巨大なデータセンターを運営し、膨大なデータ処理能力を持つ企業を指します。代表的な企業には、Amazon、Google、Microsoftなどがあります。

その中で、クラウドストライクはセキュリティ分野におけるAI革命の中心におり、更なる業績の拡大が期待されています。

エヌビディアとの戦略的コラボレーション

エヌビディアのジェンスン・ファンCEOは、今期のクラウドストライクとの戦略的コラボレーションについて「エヌビディアの高速コンピューティングと生成AI技術がクラウドストライクのセキュリティと組み合わさることで、サイバー攻撃の脅威が可視化され、ビジネスを保護できるようになる」と述べました。

クラウドストライクはその成長と収益性を両立し、業界をリードし続けています。

因みに先ほどのクイズの答えは80%です！

驚異的な利益率であることが分かります。皆さん、当たりましたか？

クラウドストライクの業績推移と予測

クラウドストライクはどの年に初めて黒字転換を果たしたでしょうか？次の選択肢から選んでください。

2022年
2023年
2024年
2025年

クラウドストライクの業績推移と予測について、売上高、経常利益、当期純利益を中心に解説します。

まず、2022年1月期の売上高は14.5億ドルで、前年同期比66.00%の成長を記録しましたが、経常利益はマイナス1.6億ドル、当期純利益はマイナス2.3億ドルと赤字でした。

2023年1月期では、売上高が22.4億ドルに増加し、成長率は54.39%となりました。経常利益は引き続きマイナス1.6億ドルで、当期純利益はマイナス1.8億ドルと赤字が続いていますが、若干の改善が見られます。

2024年1月期には、売上高は30.6億ドルに達し、成長率は36.33%となりました。経常利益は1.2億ドルの黒字に転換し、当期純利益も0.9億ドルの黒字となり、大幅な改善が見られます。

リフィニティブによると、2025年1月期の予測では、売上高は40億ドル、成長率は30.85%と引き続き堅調な成長が見込まれています。

リフィニティブは、金融データや市場データの提供を専門とする企業です。

また、経常利益は10.6億ドル、当期純利益は2.2億ドルに達し、それぞれ大幅な増加が予測されています。

また、2026年1月期の予測では、売上高は50.5億ドルに達し、成長率は26.28%となります。経常利益は13.6億ドル、当期純利益は3.7億ドルに増加し、さらに高い成長が期待されています。

総じて、クラウドストライクは2022年から2026年にかけて、売上高と利益の両方で顕著な成長を遂げることが期待されています。特に、黒字転換以降の経常利益と当期純利益の増加は、企業の健全な財務状況を示しています。

さて、冒頭のクイズの答えですが、クラウドストライクが初めて黒字転換を果たしたのは 2024年 でした。

クラウドストライクの財務状況

今回は、クラウドストライクの2024年1月期の貸借対照表について解説していきます。まず、問題です！

クラウドストライクの自己資本比率は、次のうちどのくらいでしょうか？

約20%
約35%
約50%

正解は最後にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

クラウドストライクの2024年1月期の貸借対照表について、純資産、固定負債、流動負債、固定資産、流動資産の順に解説していきます。

純資産:
クラウドストライクの純資産合計は23.04億ドルです。純資産とは、企業の総資産から総負債を差し引いたもので、企業の純粋な価値を表します。この数値が高いことは、企業が持つ資産の価値が負債を大きく上回っていることを示しており、財務の健全性が高いことを意味します。純資産の健全性は、企業の長期的な成長を支える重要な要素です。

固定負債:
固定負債は16.45億ドルです。固定負債は、長期的に返済が予定されている負債を指します。企業が長期間にわたって支払う必要がある借入金や社債などが含まれます。固定負債の管理は、企業の長期的な財務戦略において重要です。クラウドストライクは、長期的な資金調達を効果的に行っていることがわかります。

流動負債:
流動負債は26.97億ドルです。流動負債は、1年以内に返済が必要な負債を指します。これは、仕入先への支払いや短期借入金、その他の短期的な債務を含みます。流動負債に対する流動資産の比率が高いことは、企業の短期的な財務健全性を示します。クラウドストライクは、流動資産が豊富であるため、短期的な資金繰りにおいても安定しています。

固定資産:
固定資産は18.89億ドルです。固定資産には、土地、建物、設備、機械、長期投資など、長期間にわたって使用される資産が含まれます。固定資産の存在は、企業の長期的な運営基盤を支える重要な要素です。クラウドストライクは、堅実な固定資産を持ち、長期的な事業運営に必要な基盤をしっかりと確保しています。

流動資産:
流動資産は47.57億ドルです。流動資産には、現金、売掛金、在庫など、1年以内に現金化できる資産が含まれます。流動資産が豊富であることは、企業の短期的な資金繰りの安定性を示します。クラウドストライクは、流動資産が多く、短期的な支払い義務を十分に満たす能力があります。

自己資本比率:
自己資本比率は、企業の総資産に対する自己資本の割合を示します。この比率は、企業の財務健全性を評価する重要な指標です。

クラウドストライクの自己資本比率は約34.68%です。この比率は、企業の財務構造が安定していることを示しており、負債に依存しすぎていないことを意味します。自己資本比率が高いことは、企業が外部からの借入に依存せず、自身の資本で運営を行える能力を持っていることを示しています。

総じて、クラウドストライクの2024年1月期の貸借対照表から見て取れるように、同社は短期的および長期的な財務健全性が高いことがわかります。豊富な流動資産と堅実な固定資産、そして健全な純資産により、クラウドストライクは持続可能な成長を続けることが期待されます。

さて、冒頭のクイズの答えです。クラウドストライクの自己資本比率は約35%、つまり正解は2の約35%でした。皆さん、正解しましたか？

クラウドストライクのキャッシュフロー

今回は、クラウドストライクのキャッシュフローについて、過去数年間のデータをもとに解説していきます。まず、クイズです！

クラウドストライクの2024年1月期のフリーキャッシュフロー成長率はどれくらいでしょうか？

約65%
約115%
約200%

正解は最後にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

これらのデータから、クラウドストライクの営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフロー、フリーキャッシュフローの成長について詳しく見ていきましょう。

営業キャッシュフロー（営業CF）:
営業CFは、企業の営業活動から生じる現金収入を示します。2022年1月期は5.74億ドルで、前年同期比61.19%の成長を示しました。2023年1月期には9.41億ドルとなり、63.71%の成長を達成しています。2024年1月期には11.66億ドルに達し、成長率は23.93%となっています。営業CFは安定して成長を続けており、企業の営業活動が強固であることを示しています。

投資キャッシュフロー（投資CF）:
投資CFは、資産の購入や売却から生じる現金の動きを示します。2022年1月期の投資CFはマイナス5.64億ドルで、前年同期比マイナス213.94%の大幅な減少を示しました。2023年1月期にはマイナス5.56億ドルとなり、成長率は1.39%の改善を示しています。2024年1月期にはマイナス3.40億ドルに改善し、成長率は38.80%となっています。投資活動による現金流出は減少傾向にあり、企業の投資効率が向上していることが分かります。

財務キャッシュフロー（財務CF）:
財務CFは、借入や返済、配当支払いなどの財務活動から生じる現金の動きを示します。2022年1月期の財務CFは0.72億ドルで、前年同期比マイナス90.93%の大幅な減少を示しました。2023年1月期には0.77億ドルとなり、成長率は6.76%の改善を示しています。2024年1月期には0.93億ドルに増加し、成長率は20.30%となっています。財務活動からの現金収入も徐々に改善されています。

フリーキャッシュフロー（フリーCF）:
フリーCFは、営業CFから投資CFを差し引いたもので、企業が自由に使える現金を示します。2022年1月期のフリーCFは0.1億ドルで、前年同期比-98.79%の大幅な減少を示しました。2023年1月期には3.84億ドルに大幅に増加し、成長率は3643.17%という驚異的な数値を記録しています。2024年1月期には8.25億ドルにさらに増加し、成長率は114.79%となっています。フリーCFの大幅な増加は、企業が投資に十分な資金を確保しつつ、自由に使える現金が増加していることを示しています。