パランティアとC3.AIは、何が違うのか?どちらが優れているのか?
先日、私のYoutubeチャンネルの視聴者の方から、以下のようなご質問を頂きました。
正直に言うとパランティアと(C3.AIは)何が違うのでしょうか?どちらが優れているのか気になります。
youtubeのコメント欄より
あくまでも私の理解の範囲となりますが、以下のとおり、回答していますので、共有いたします。
パランティア(PLTR)とC3.AI(AI)の違い
パランティアとC3.aiは、どちらもデータ分析と人工知能(AI)の分野で活動している企業ですが、その焦点とアプローチには違いがあります。
パランティアは、主に政府機関や大企業を対象として、大規模で複雑なデータセットの統合、分析、および情報の可視化ソリューションを提供しています。その主な目的は、データから深い洞察を引き出し、顧客の意思決定を支援することです。
彼らの技術は、顧客が複雑なデータを理解し、より効果的な戦略を立てるのを助けることに重点を置いています。
一方、C3.aiは、企業がAI技術を利用して業務効率を高め、業務労力を削減するための産業用AIアプリケーションの開発と提供に特化しています。
C3.aiのプラットフォームは、エネルギー、製造、金融サービスなどの業界向けに設計されており、これらの産業に特有の課題を解決することを目指しています。
具体的には、その業界の業務の特徴に合わせた機械学習とAIを活用し、業務効率の向上、業務コストの削減など、顧客が抱える業務上の課題を解決することに特化しています。
つまり、パランティアはデータ分析と意思決定支援に重点を置いており、C3.aiは産業特有の課題を解決するためのAIアプリケーションの開発に焦点を当てています。
どちらもAIとデータ分析の力を活用していますが、その目的と応用範囲が異なります。
どちらが優れているのか?
上記のとおり、パランティアとC3.aiは、その焦点とアプローチには大きな違いがあるため、単純にその優劣を比較することは困難です。
しかし、「パランティアとC3.aiのどちらかの株を買わなければならない場合、あなたはどちらの株を買うのか」、というご質問については、お答えできるかと思います。
私は、パランティアの株を買います。
理由としては、
・C3.aiの営業利益は、9四半期連続で赤字である一方で、パランティアの営業利益は、2023年第1四半期から黒字に転じていること
・C3.aiの次期四半期の営業利益については、マイナス43.5億ドルからマイナス51.5億ドル、中値マイナス47.5億ドル、前年同期比34.9%増が見込まれていること。
・パランティアの次期四半期の調整済み営業利益については、1億9,600万ドルから2億ドル(前期は、1億2,511万ドル)、中値1億9,800万ドル、前年同期比58%増が見込まれていること
・パランティアとC3.aiの成長性、効率性、現金の生成能力、財務の安定性、割安性の5つの観点から総合的に評価すると、パランティアの方が優秀と考えられること(詳細は下記URLの記事の「総合評価」の章をご覧ください。)
の4点となります。
【参考資料】
🌠🔭テンバガー候補、パランティア(PLTR) 最新の決算&財務諸表を解説
https://kiraku.blog/pltr0217
🌠🔭テンバガーなるか? C3.AI(AI)!
https://note.com/observatory393/n/na92b30a83cbb?sub_rt=share_h