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人気高配当株、INPEX 最新の決算&財務諸表を解説 2024年1月

人気高配当株、INPEX

今回は、人気の高配当株であるINPEXの最新の決算と財務諸表を分析します。

INPEX(株式会社インペックス、証券コード1605)は、日本の石油・天然ガス探鉿・生産企業です。国内外で油田・ガス田の開発、生産を手掛け、技術力の高さが評価されています。

また、INPEXは海外での活動も積極的で、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトなど、大規模な開発プロジェクトに関わっています。

イクシスLNGプロジェクトとは、オーストラリア北西部沖合の「イクシス ガス・コンデンセート田」を開発するための大規模な天然ガスプロジェクトです。

このプロジェクトはINPEXが主導しており、オーストラリアで最大規模の日本主導の海外エネルギープロジェクトとして注目を集めています。

イクシスガス田は、豊富な天然ガス資源を有しており、このプロジェクトによって採取されたガスは液化天然ガス(LNG)として加工され、主にアジア市場へ輸出される予定です。

日本を含むアジア諸国はエネルギー需要が高く、イクシスLNGプロジェクトはこれらの国々に安定したエネルギーを提供する重要な役割を果たすことが期待されています。

この記事を読めば、INPEXの株を買うにあたって、最低限知っておくべきINPEXの業績や財務状況を把握することができます。

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最新の決算

INPEX は、2023年11月9日に2023年第3四半期決算を発表しています。

23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比3.1%減の9956億円に減少しました。

他方、通期の連結経常利益を従来予想の1兆1510億円から1兆2910億円(前期は1兆4382億円)に12.2%上方修正し、減益率が20.0%減から10.2%減に縮小する見通しとなりました。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の売上営業利益率は前年同期の55.2%から51.4%に低下しました。

年間配当と配当利回りの推移

INPEXの年間配当は2020年の24円から2024年には74円へ増加し、配当利回りは2020年の2.27%から2024年には3.71%に上昇しています。

総還元性向とは?

総還元性向とは、会社が儲けた利益を、配当や自社株買いという形で、株主に対してどれくらい還元しているかを表す指標です。

総還元性向が高いほど、株主還元に力を入れている企業であることを示します。

ただし、株主への還元が多いことは、設備投資などに使用できる資金が少なくなる可能性があることに留意する必要があります。

総還元性向

INPEXの総還元性向は2019年3月期に36.5%、12月期に35.5%でしたが、2020年は純損失により該当なしとなりました。

その後、2021年には61.9%に上昇し、2022年には44.1%に減少しています。これは、年によって株主への還元率が変動していることを示しています。

このデータは、INPEXが株主への還元に対するアプローチに一定の変動があることを示しており、特に2020年の純損失を経て2021年に高い還元性向を記録しています。

経常利益とは?

経常利益は、本業における利益だけでなく、企業の持つ株の運用利益など、事業を行って得た利益です。

経常利益は、売上高と営業外収益を足した値から、販売した商品の原価である売上原価と、販売のためのコストである販管費、営業外費用を除くと求めることができます。

経常利益の推移

INPEXの経常利益成長率は、2021年第4四半期に294.9%の大幅な増加を示し、2022年を通じて高い成長を維持しました。

しかし、2023年に入ると、成長率は第1四半期の32.4%から第3四半期の-25.5%へと減少しました。

このデータは、INPEXが2022年に顕著な成長を遂げたものの、2023年に入ってからは成長率が低下していることを示しています。

経常利益率とは?

経常利益率は、売上高に占める経常利益の割合を示したものです。

この割合が高いほど、本業以外の収益や費用を含めた会社全体の収益力が強いと判断できます。

経常利益率

INPEXの経常利益率は2022年に高い水準を維持しましたが、2023年には若干の減少が見られました。

2022年第3四半期と第4四半期は特に高かったものの、2023年第3四半期には57.20%へと低下し、前年同期の66.88%という高い利益率から減少が見られます。

「利益」は意見、「キャッシュ」は現実

損益計算書(PL)に記載される売上高などの「利益」は、本来であれば来期に立つ売上を、今期の売上として計上することや架空の売上を立てることで、意図的に「利益」を過大に見せること、いわゆる粉飾が可能であり、明らかな粉飾でない限り、このような粉飾を見抜くことは難しいと言われています。

他方、キャッシュフロー計算書(CF)に記載される営業キャッシュフローなどの「キャッシュ」は、実際にどれだけの現金が出入りしたのかを表し、意図的な調整をする余地がありません。

そのため、会計の世界では、『「利益」は意見、「キャッシュ」は現実』、または『キャッシュフローは嘘をつかない』とされています。

また、損益計算書では黒字にも関わらず、倒産してしまう「黒字倒産」の原因は、売上が発生しても、その入金、現金収入が大幅に遅れ、企業が現金不足に陥ることで起こるとされています。

そのため、企業の「利益」だけでなく、企業の「キャッシュ」を確認することが重要です。

営業キャッシュフローマージンとは?

営業キャッシュフローマージンは、売上高に占める営業キャッシュフローの割合を示したものです。

営業キャッシュフローは、企業の営業活動で得られた現金収入です。

この割合が高いほど、企業が売上から多くの現金収入を得ていることを意味し、現金を稼ぐ能力が高いと判断できます。

営業キャッシュフローマージン

それでは、INPEXの営業キャッシュフローマージンを見て行きたいと思いますが、続きの内容については、有料記事となります。

記事を購入していただくか(500円)、メンバーシップに加入(お試しプランなら月額100円)していただくことで、読むことができます。

また、tiktokのシリーズで、続きの内容を動画で見ることも可能です(500円)。

続きの記事では、INPEXの営業キャッシュフローのほか、利益の質を判定するアクルアール、財務の健全性を判断する自己株式調整済み負債比率、固定長期適合率について、解説しています。

詳細は続きの内容を見ていただければと思いますが、INPEXは、高い現金の生成能力と強固な財務基盤を有しており、株価が急落した際には、購入を検討したい優良株であると考えます。

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