PCEとは?
PCE(個人消費支出価格指数)は、アメリカ合衆国で使用されるインフレ率を測定するための指標の一つです。
この指数は、消費者が購入する商品やサービスの価格変動を追跡し、消費者が直面する物価の変化を反映します。
3月のPCE
アメリカの2月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前年同期比で2.5%上昇しました。
5か月ぶりに前の月より上昇率が拡大して、FRBが目指す2%の物価目標に対して足踏み状態が続いています。
一方、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いたコアPCEは前年同期比2.8%の上昇で、前月より0.1ポイント低下しました。
3月のコアPCEの線形回帰分析
線形回帰分析は、データの傾向を直線で表す方法です。
米国のPCE物価指数の前年比の実際の値(青色の線と点)と、それに基づいて行った線形回帰分析による予測線(赤色の破線)が示されています。
このグラフを通じて得られる主な洞察は、過去数年間にわたって米国のPCE物価指数の年間成長率が減速傾向にあることです。
特に2022年後半から2024年初頭にかけて、物価上昇率の減少が顕著に見て取れます。
これは、物価圧力が徐々に緩和していることを示しており、インフレがピークを過ぎた可能性があります。
もし現在の経済的環境や政策が継続するならば、将来的にも物価上昇率の減少傾向が続くことを示唆しています。
しかし、実際の物価上昇率が予測線から乖離する可能性も常に存在し、これは新たな経済的ショックや政策変更、その他の外部要因によって引き起こされる可能性があります。
いつFRBの2%の物価目標は達成されるのかを予測
予測線によると、毎月の物価上昇率の下降率は約0.23パーセントです。
これは線形回帰モデルの傾きから求められた値で、現在のトレンドが続く場合、物価上昇率が毎月この程度下降し続けることを意味します。
これを基に計算すると、2024年10月中旬頃に2%の物価上昇率に到達すると予測されます。