目次
1. 市場概況
2. 市場動向の要因
3. セクター別動向
4. 注目銘柄
ゴールデンクロス銘柄
デッドクロス銘柄
値上がり率上位銘柄
5. 明日の展望
注目イベント
要注目銘柄
6. まとめ
1. 市場概況
- 日経平均株価: 38,110.22円 (前日比 -254.05円, -0.66%)
- TOPIX: 2,661.41 (前日比 -23.31ポイント, -0.87%)
- 売買高: 13億1431万株
- 売買代金: 3兆3219億円
2. 市場動向の要因
- 円高進行: 一時1ドル=143円台半ばまで上昇
2024年8月26日の東京外国為替市場では、円相場が一時1ドル=143.655円まで上昇しました。これは、先週末にアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が来月の利下げに踏み切る考えを示したことが影響しています。この発言を受けて、日米の金利差の縮小が意識され、円高ドル安が進行しました。 - 米国市場の影響: 週末の米国市場動向が波及
週末のアメリカ市場での動向も東京市場に波及しました。特に、FRB高官の発言や経済指標の結果が影響し、ドルを売って円を買う動きが強まりました。これにより、円相場は講演前と比べて2円余り上昇し、一時1ドル=144.105円から143.655円まで値上がりしました。 - パウエルFRB議長の発言: 9月の利下げがほぼ確定的との見方
FRB議長パウエル氏は、西部ジャクソンホールで行った講演で、9月の会合で利下げに踏み切る考えを示しました。この発言により、市場では9月の利下げがほぼ確定的との見方が強まりました。これにより、日米金利差の縮小が意識され、ドル安・円高が進行しました。
3. セクター別動向
上昇セクター:
- パルプ・紙
- 空運
- 不動産
- 水産農林
下落セクター:
- 輸出関連(特に自動車、半導体製造装置メーカー)
4. 注目銘柄
ゴールデンクロス銘柄:
- 信越化学工業 (4063)
- メタプラネット (3350)
- 三菱地所 (8802)
- ANAホールディングス (9202)
- M&A総研 (9552)
デッドクロス銘柄:
- 北海道電力 (9509)
- 古河電気工業 (5801)
- めぶきFG (7167)
値上がり率上位銘柄:
- サイボウズ (4776): +17.04%
- ユニチカ (3103): +10.24%
- 富士急 (9010): +8.75%
- MSOL (7033): +7.88%
- IHI (7013): +6.94%
5. 明日の展望
注目イベント:
- エヌビディアの決算発表 (8月28日)
- 経済指標発表:
- 日本: 7月企業サービス価格指数 (8月27日)
- 米国: 7月耐久財受注 (8月26日)
要注目銘柄:
- ダイドーグループホールディングス (2590)
決算発表予定:2024年8月27日に第2四半期の決算発表を予定しており、発表時間は15:00です。過去の決算発表では、自販機を通じた飲料販売が売上の大部分を占めており、国内飲料事業が中核となっています。また、医薬品関連事業や食品事業も展開しています。
予想される影響:売上高や利益率、今後の見通しが注目されるポイントです。2024年8月27日の決算発表では、896億円の時価総額が予測されており、PER(株価収益率)は19.27、ROE(自己資本利益率)は4.91%、ROA(総資産利益率)は2.49%とされています。